CKADを受験しました
CKADを受験したので、勉強した内容と体験談をまとめます。
他の方の参考になれば幸いです。
背景
普段はPythonでバックエンドを中心に開発を行っているエンジニアです。
残念ながら私自身Linuxについてあまり詳しくありませんし、
会社ではKubernetesの"K"の字も聞かないという状態です。
ここ1年半くらいはAWSを使ってサーバーレスアプリケーションを開発していますが、
勉強会でマネージドk8sに関する話を聞いているうちにk8sに興味を持ち、
触ってみようと思いました。
学習方法
私は次の2つを中心に学習しました。
その他、技術ブログやQiita等に投稿されている記事も参考にさせていただきました🙏
1. [Udemy] Kubernetes Certified Application Developer (CKAD) with Tests
講義とブラウザ上での実技テストで構成されています。
実際のテストも同様のスタイルで試験を行うということもあり、
本番のような感覚に慣れることが出来て良かったです。
同講師によるKubernetes完全初心者向けの入門講座もあるみたいですのでお好みで。
終盤のLightning LabとMock Examは初見では全く時間内に終わらず、
理解不足とkubectlコマンドに慣れていない現状を思い知らされました。
kubectl力が圧倒的に成長すること間違いなしです。
各リソースの主要な設定項目についての理解と定着の助けになりました。
英語に苦手意識が無ければ非常にオススメできる学習方法です。
2. [GitHub] CKAD-exercises
こちらも、kubectlの操作を中心に網羅的に学ぶことのできる問題集です。
こんなこともkubectlでできるのかと新たな発見もできました。
しかしながら、
kubectlのバージョンが上がるにつれて使用不可になったオプション等が解説されていたりするので、
ときには公式ドキュメントなど別の資料と突き合わせながら学習することをおすすめします。
(そのうち改善されることを期待したい)
Tips
YAMLとkubectl
当初は「k8s = YAMLを書く」みたいなイメージがあったんですが、
ことCKADに関しては0からYAMLファイルを書いている時間がないので、
公式ドキュメントからコピーしたりkubectlで生成することが必須になります。
各種リソースのYAMLファイル生成方法について一通り慣れておくと良いと思います。
vimの操作・設定
普段あまりvimを積極的に使用することは無かったんですが、
YAMLを編集するのにvim力があると非常に時間が節約できると思います。
上下左右移動、編集、保存くらいしか出来なかったため、
こちらの書籍を読んでどんな操作ができるのか基本的なところを理解しました。
また、以下のように ~/.vimrc の設定を行いました。
こちらによっても編集時間が節約できたと思います。
(具体的な効果はググってみてください)
set number set relativenumber set smartindent set expandtab set tabstop=2 set shiftwidth=2
twitterに打ち込んで必死に覚えました(笑)
set number
— tseki (@tseki__) 2020年10月11日
set relativenumber
set smartindent
set expandtab
set tabstop=2
set shiftwidth=2
申し込み~試験
私は Linux Foundation で日本語の試験を申し込みました。
申し込みの際にはクーポンコードが入力できるようになっていました。
3万円は高いのでディスカウントは非常にありがたかったです。
テストスケジュールは24時間後以降の比較的好きな時間帯が選べ、自由度が高かったです。
私は土曜の22時に申し込みを行い、翌日曜日の23時~で予約しました。
あとは、
- WEBカメラの取り付けなど自宅受験のための準備
- PCデスクの上や周辺の片付け
- Important Instructionsを読む
- kubernetes.io/docs のよく見るページをブックマークに登録
など準備を行い、試験を迎えました。
試験中は、
詰まりそうなものを後回しにして、出来そうなものから順番に手を付けることを心がけました。
結果的に一通り全問を回答することが出来ました。
ブラウザで操作するターミナルやvimの応答は非常に良く、
ローカルとほとんど同じような感覚で操作できましたし、
普段慣れているキーボードで操作出来たことはとても助かりました。
初めての自宅受験でしたので緊張しましたが、
可能であれば他の試験でも自宅受験を積極的に選ぼうと思います。
結果
試験終了後34時間ほど経過して、結果がメールで送られてきました。
無事、CKADを取得することが出来ました。 スコアは 97/100 でした。
最後に
普段業務等で触っているわけではありませんでしたが、
無事目標を達成することが出来ました。
次はCKA取得を目標に学習を継続しようと思います。
Linuxとかインフラも理解できるようになりたいなぁと改めて感じました。